複数ドローンによる警備実証実験

■概要
第4世代の高速通信規格(4G LTE)のモバイル通信ネットワークを活用した自律飛行する複数のドローンの警備実証実験を実施し、広域施設における遠隔巡回警備を行いました。

■実験詳細
 PRODRONEは実験専用機体を4台製作しました。4機には、キヤノン製超高感度カメラや可視光と赤外線一体型カメラ、LEDライト、スピーカーなどそれぞれ異なる機材を組み合わせて搭載しています。各機体の総重量がおおよそ20キロで、最も重たい機体では総重量が23キロです。ドローン1と2の2台が「俯瞰」ドローンとして全体を確認する役割を担い、ドローン2と4の2台が「巡回」ドローンとして現場に向かう役割を担っています。

≪俯瞰ドローン≫
 ドローン1:PD8-AW-HS+Orion HD50(赤外線カメラと可視カメラが一体型カメラ)
 ドローン2:PD8-AW-HS+キヤノン製ME20F-SH(超高感度多目的カメラ)
≪巡回ドローン≫
 ドローン3:PD8-AW-HS+カメラ+LED照明+スピーカー
 ドローン4:PD8-AW-HS+カメラ+LED照明

■今後の展開
 運航管理室からドローンに搭載されたカメラを通して施設内を遠隔監視し、不審者の発見や注意喚起、不審火の発見、さらには夜間警備などの実験を実施しました。複数のドローンを利用した遠隔巡回警備により、不審者の発見や注意喚起、不審火の発見、夜間警備など、セキュリティ強化につなげでいきます。

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