インテリジェント機能標準搭載の「PD4-XA1」など、3製品を発表

2020.09.01
リリース

株式会社プロドローン(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:河野 雅一、以下 PRODRONE)は、この度あらゆる点検/監視/警備業務に対応するインテリジェント4枚機「PD4-XA1」、長距離物流や沿岸警備で活躍しているシングルローター型ドローン「PDH-GS120」、機体を効果的に運用することが可能となるPRODRONEオリジナルのグラウンド・コントロール・ステーション「PD-GCS」を含めた3製品を新たに開発したことをお知らせします。

あらゆる点検/監視/警備業務に対応するインテリジェント4枚機、PD4-XA1

■「PD4-XA1」の特徴
鉄塔や橋梁などの点検業務や警備・監視業務においてニーズの高かった、小型かつ前方カメラによるドローン上部も撮影可能な「PD4-XA1」を開発しました。

高性能コンパニオンコンピューターを標準搭載しているため、「PD-GCS」と合わせて使用することにより高度な自律制御を実現し、産業用分野に必要とされる細かなタスクに対応できます。防振性能が高いジンバルに光学20xカメラを機体前方に装備することにより、最大ズーム時でも画像のブレを抑止します。被写体に合わせてカメラの角度を自由に変更できることにより、橋梁天井部などのこれまでドローンによる撮影が難しかったインフラ点検にも強みを発揮します。

また、アタッチメント式のユニットとして、2眼カメラジンバル(可視と赤外線)、LED、ブザーなど自在に付け替え可能なため幅広いユースケースに対応できます。カメラのチルト操作にLEDも連動するため、夜間でも撮影が可能です。有線給電装置を使用することより、長時間フライトが求められる定点観測や警備などでの現場でも運用できます。コンパクト設計で強固な専用ケース(IP67)も用意しており、ハードな現場でもすぐ展開・飛行が可能です。

長距離物流や沿岸警備で活躍しているシングルローター型ドローン、PDH-GS120

■「PDH-GS120」の特徴
長距離長時間飛行のニーズに応えるため、ガソリンエンジンを搭載した「PDH-GS120」を開発しました。

PDH-GS120」は、シングルローター特有の優れた飛行性能と高い耐風性能を有する機体として長距離物流や沿岸警備で活躍しており、10kgのペイロードで2時間のフライトを実現しました。搭載物も運搬ボックスの他にも2眼カメラジンバルなど使用目的に合わせて、自在にカスタマイズが可能です。

新開発のガソリンエンジンと、ヘリコプター専用フライトコントローラーを搭載することで、離着陸も含めた自動航行を実現。高い運動性能を活かして海上艦船への離着陸も実現しています。高度な運動性をもつだけでなく、セルスターターにより、手元のスイッチONのみでエンジンが始動し、熟練を要するキャブレーター調整は不要となり、過酷な環境でも安定した稼働を実現します。一人でも運搬可能なローター径2.2m、重量20kgとコンパクト設計のため、迅速な展開が求められる現場で容易な運用を実現しています。

機体を効果的に運用することが可能となるPRODRONEオリジナルのグラウンド・コントロール・ステーション、PD-GCS

「PD-GCS」の特徴
現場で求められる機能を豊富に盛り込んだ「PD-GCS」を開発しました。

PD-GCS」は、PD4-XA1PD8XPDH-GS120などPRODRONE製プラットフォーム機を効果的に運用することが可能となるオリジナルのグラウンド・コントロール・ステーションです。最大65536個のWaypointの設定可能なWaypointフライト、写真測量フライト、層状やらせん状のPOIを用いた構造物点検フライト、それらの組み合わせフライトなど、豊富な飛行プランを簡単に作成することができます。

水平精度が必要な場合は2D表示、飛行高度が重要な要素となる場合は3D表示などの、マップ表示の切替が容易にできるほか、カメラ映像から、色情報付3次元点群データやオルソ画像を速やかに生成することができるため、測量や災害現場にて活躍いたします。

機材はオールインワンパッケージで、専用ケース(IP65)に入っているため可搬性に優れ、現場でもワンタッチで展開が可能です。

詳細は、新製品発表リリースをご参照ください。

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