株式会社プロドローン(本社:愛知県名古屋市中区、代表取締役社長:河野 雅一、以下:PRODRONE)は、この度、社会インフラ検査市場向けに水平面・垂直面両方の壁面検査が可能な自走式張り付き型ドローン「PD6-CI-L」を開発したことをお知らせいたします。
本機は、2016年9月7日から9日まで米国ラスベガスで開催される産業用ドローン見本市「InterDrone2016」のPRODRONEブースにおいて参考展示いたします。
現在、社会インフラ検査市場においては、特に全国70万橋梁検査に向けて様々なドローンを活用し検査が行われようとしていますが、その殆どは空中にホバリングしながら対象物の検査を行うことを主眼に開発されています。
しかし橋梁検査においては強烈な突風が吹くなど独特の環境下での作業となることが多く、従来の空中でのホバリングでは十分な検査が出来ないことも多々ありました。それらの背景をもとにPRODRONEではこれまでのホバリング検査ではなく、負圧を利用し検査対象物に直接張り付きながら天井面を自走し、安定した橋梁検査が行える画期的なインフラ検査専用ドローン「PD4-CI」を2016年4月に発表し、市場関係者から極めて高い評価を得ました。
今回新たに開発された「PD6-CI-L」は、これまでの天井面(水平面)の検査に加え、市場関係者から特に要望の多かった壁面(垂直面)の張り付き検査も同じ機体で行えるよう大幅な改良を加えたものとなっております。これにより橋梁検査のみならず、一般建築物の壁面検査等にも幅広く使用することが可能となりました。
具体的な製品概要については、詳細を決定した段階で、改めて新製品発表としてご案内申し上げます。
※型番・仕様等は予告なく変更する場合があります。
PRODRONEは様々な分野で20年以上のキャリアとノウハウをもつエキスパート達により2015年1月に日本で設立されたB2B産業用ドローンシステムメーカーです。これまで産業用ドローン市場に参入する数多くのドローンサービスプロバイダーやドローンメーカーに向けて様々な産業用ドローンの開発を行っています。ペイロード30kgの大型ドローン、レーザー測量専用ドローン、5,500m以上の高高度測量専用ドローン、水上着水型ドローン、RFID高速読み取りドローン、橋梁など社会インフラ点検用ドローン、全天候型大型プラットフォーム、農薬散布ドローン、数々の学術調査用ドローンなど、どれも高い技術レベルが要求されるため、他社では開発不可能であったものも少なくありません。PRODRONEはこれら高難度の開発依頼をスピーディに確実に応えていくことで、官公庁や大手企業をはじめとした様々な顧客から非常に高い信頼を得てまいりました。 PRODRONEは顧客である産業用ドローン事業者のビジネスが世界中に拡大していくことを望んでいます。