過疎地域に冷蔵食料品3kgをドローン配送

2021.10.28
リリース

株式会社プロドローン(以下 PRODRONE)は、2021年9月10日、名古屋鉄道株式会社とともに、愛知県新城市で配送実証実験(以下、本実験)を行いました。
本実験は、地域の宅配を担っている生活協同コープあいちと連携したもので、卵や豆腐など約3キログラムの冷蔵食料品をのせ、自動飛行で2.2キロメートル先の民家へ7分程度で届けました。
配送にあたっては、中日本航空株式会社協力のもと作成された空の3D地図を活用し、河川上空をドローンハイウェイとして設定、宅配トラックの配送の一部を自動運航によるドローンで代替しています。

使用した機体、PD6B-Type3は、高い安全性が求められる国土交通省の飛行許可申請レベル3に対応し、長野県伊那市にてドローン物流として運用されている信頼性の高い機体です。
コロナ禍で、全国的にネットスーパーの利用者は飛躍的に伸長しており、過疎化が進む地域においてはドライバー不足の面からも配達の効率化は急務です。ドローンの活用は、こうしたシーンだけでなく、災害時の集落孤立の対応としても期待されています。

荷物を受け取ったコープあいちの利用者は、次のように述べています。

「ドローンで冷蔵品が運ばれる際、卵が割れずに届いたのに驚きました。曜日ごとに冷蔵品の日、冷凍の日、みたいに届くと助かります。欲を言えば、ボックスを開けたら上段が冷蔵、下段が冷凍のようになってるともっと便利かなと思いました。ドローン配送によって、配達員の人の負担もこれで減ればいいですね」

PRODRONEは、ドローン配送の効率化のほか、災害時の集落の孤立など山間部の物流課題の解決につなげるよう、引き続き商品開発を進めてまいります。

配送に利用したPD6B-Tpye3
コープあいち利用者の自宅前に到着するPD6B-Type3
配達品は、佃煮やおでんの具、卵など冷蔵品3kg

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