ネパール地震災害の測量調査に高高度特別仕様ドローンが活躍

2015.11.05
レポート

2015年4月に発生したネパール地震で甚大な被害の発生したランタン谷を調査するため、名古屋大、首都大学東京、防災科学技術研究所などのメンバーで構成される緊急調査隊が、標高約3500mのランタン村や標高約5100mのヤラ氷河での写真測量調査(10月19日~11月2日)を終え、無事に下山しました。弊社はこの写真測量調査において、特殊仕様のドローン設計・開発・無償貸与の協力をさせていただきました。

この新型ドローンは、弊社が高高度専用に設計した機体に、DJI Japanの新型モーター(テスト開発中)と制御装置を搭載した特別仕様機で、フルサイズのデジタル一眼カメラ(Sony α7R)を搭載して、標高5000mで約15分飛行する性能を持っています。

今回の調査では、標高5115mの離着陸点から標高約5500mまで上昇し15分45秒飛行したり、標高3500mの離着陸点から1000m上昇して災害発生現場上部の谷の様子を撮影したりするなど、過酷なミッションをこなしました。マルチコプタータイプのドローンを使用した写真測量調査としては、世界最高の標高で行われたものです(2015年11月5日現在、弊社調べ)。これらによって得られた7000枚を越える写真データは、今後、調査隊によって解析され、災害原因の特定やランタン谷の復興計画策定に役立てられる予定です。

ドローンの運用を担当した首都大学東京の泉岳樹助教によると、「標高5500mを越えてもパワーに余裕があり安定した飛行が可能で、標高6000mを越える山岳域での災害対策や調査・研究に新たな可能性の扉を開くと実感した」とのことです。

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