株式会社Prodrone(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:戸谷 俊介、以下Prodrone)は、フランス共和国オクシタニー地域圏との間で「相互協力に関する覚書」を締結する調印式を2025年10月6日に行いました。本覚書を通じ、ドローン分野での研究開発、国際展開、販路拡大などにおいて、両者が協力を行って参ります。
1.背景
愛知県は、2018年6月にフランス共和国オクシタニー地域圏と友好交流及び相互協力に関する覚書を締結し、航空宇宙分野を中心とした経済交流を積極的に進めてきました。こうした自治体間の交流を基盤として、このたび、愛知県に本社を置くProdroneは、オクシタニー地域圏との間で相互協力に関する覚書を締結に至りました。
2.目的
Prodroneは、欧州最大級の航空宇宙産業集積地であるオクシタニー地域圏との協力を通じて、欧州市場への展開を加速させます。また、同地域の産業基盤や技術力を活かし、日仏間の技術交流と産業連携をさらに発展させていくことを目的としています。
3.覚書の概要と今後の協力内容
(1) ドローンの研究開発、技術協力、共同プロジェクト推進
(2) 両地域間での販路拡大・国際展開支援
(3) オクシタニー地域圏へのProdrone拠点設置検討支援
(4) その他、双方合意の下に交流・協働を促進
4.本調印における関係者のコメント
(1) 愛知県知事 大村秀章
愛知県は、オクシタニー地域圏と連携協定を締結して以来、8年間にわたり、航空宇宙産業の分野を中心に交流を深めてきました。本日の覚書の締結を契機として、オクシタニー地域圏とプロドローン社の連携が強化され、愛知県やオクシタニー地域圏のみならず、世界各地でプロドローン社のドローンが活躍し、地域の産業振興や人々の暮らしに貢献していくことを期待し、今後も応援していきたいと考えています。
(2) オクシタニー地域圏議長 キャロル・デルガ
オクシタニー地域には、エアバス本社をはじめとする航空宇宙産業の集積地があり、加えてドローン産業や教育のエコシステムも整っています。Prodroneにとって非常に適した進出先であり、お互いの強みを補完しながら、経済発展・環境保護・雇用創出につながるドローン産業を力強く支援していきたいと考えています。
(3) 株式会社Prodrone 代表取締役社長 戸谷俊介
Prodroneは、防災分野のみならず、防衛分野にも特化したドローンを製造・販売しています。ウクライナ向けの地雷探知ドローンの開発も行い、特許技術を活用した水空合体ドローンなども有しています。今回の協定を通じ、オクシタニー地域を拠点としてフランス、さらには欧州やアフリカへと事業展開を広げていきたいと考えています。
■株式会社Prodroneについて
「地域から一番信頼されるドローンカンパニーになる」をビジョンに、中部圏におけるドローンエコシステムの構築を目指しています。最大ペイロード30kgで、量産を開始しているマルチコプター「PD6B-Type3」や、長距離飛行(100km実験済)が可能な「Prodrone GT-M」など、産業用ドローンを社内で開発から生産までワンストップで行っています。